私は幼少の頃から卵は好きである。
きっと昭和30年代に卵かけごはんをよく食べたからかも知れない。
さて、日本はイスラエルに次ぐタマゴ消費大国である。1人当たり年間300個以上も食べている。鶏は放し飼いなど自然な状態で育てると黄色が薄くなって黄身は白っぽく見える。かつて葉っぱなどで育てていた農村の卵はこういうものだった。ところが今はほとんどが着色卵で、黄色が濃いのはエサの半分以上がトウモロコシのためである。当然、トウモロコシの値段が上がれば卵の価格もあがる。辛い話である。さて黄色が濃いタマゴを産ませたいときはエサにカニやエビの殻、赤いパプリカ、トウガラシを混ぜると言う。消費者が望むなら黄身を青、黒、緑にだって出来るというから現代の技術は驚きである。
でもやっぱり卵は黄色でなくちゃ。