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2008/7/1

脳の健康


脳は平均して1350gで体重の2%を占めている。ところが脳は摂取した全エネルギーの24%も使っている。しかも脳は、ブドウ糖以外のタンパクや脂肪をエネルギー源として用いることはできず、100%ブドウ糖に依存している。例えばアルツハイマー病の人は血糖値が低くまた、ぼけないで活動している高齢の人には甘いものがお好きな方が多い。実際、受験勉強の夜食には糖分、例えばおにぎり、ラーメンが向いている。
次に脳は情報の伝達に電流を使っているので漏電を防ぐために多くの脂肪、特にコレステロールを用いている。キレる子供や痴呆症の人は血中のコレステロール値が低い。更に大事なのは肉(魚肉も可)を摂取することである。肉の中に含まれるトリプトファンは脳内でセロトニンに変わる。これは、精神の安定をもたらし、うつを防ぐ脳内物質である。トリプトファンは摂取後、脳に運ばれるときにインスリンを必要とする。つまり肉を摂取後に糖分を摂取することが脳の健康に欠かせない。更にトリプトファンがセロトニンになるには、光刺激、運動、よい思い、睡眠などが大事である。つまり、うつは生活の仕方により発症するともいえるのである。
早寝早起き、朝日を浴びる、くよくよしない、適度な運動をとることで、うつを予防して下さい。

— posted by 越智邦明 at 10:37 am  

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