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越智クリニック
 
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2008/3/28

長男坊


医大に通っていた長男が今春卒業し、今日(28日)無事に第102回医師国家試験に合格した。晴れて医師の仲間入りである。ふと自分の当時を想い起こした。4月に入局し、その瞬間から患者さんに「先生」と呼ばれ何とも気恥ずかしかったのを覚えている。
点滴すらしたこともなく何回「穴があったら・・・」と思ったことか。長男にはいつまでも「初心忘るべからず」をモットーに謙虚な医師になって欲しいと思う。
3人の子供もこれで2人は親元を巣立ち残るはあと一匹となった。

— posted by 越智邦明 at 03:57 pm  

2008/3/22

医学の歴史(2)


何といっても現代医学を語るのにはずせないのは麻酔薬の発明でしょう。手元に1559年出版のカスパルの「大外科学」の挿画があります。そこには3人の男達に押さえられてヘルニアの手術を受けている患者が描かれています。今日では虫歯1本でも麻酔をしますが、ヘルニアの無麻酔手術の激痛は想像を絶するものがあります。
さて「麻酔」と並んで外科手術に大きな貢献をしたのが「輸血」です。1628年ハーヴェイによる血液循環説の発見が礎となって輸血学は進化をして行きます。当初は動物の血液を人間に輸血し、当然失敗。1818年にようやく人⇒人への輸血が成功し、ランドシュタイナーによる血液型の発見を契機に現在の輸血法が開発された。第1次世界大戦において負傷兵の治療に輸血は大いに役立った。
いずれにしても、数多くの失敗による犠牲者のおかげで現在のすばらしい医療を受けられていることを我々は忘れてはならないと思う。(おわり)

— posted by 越智邦明 at 02:28 pm  

2008/3/15

医学の歴史(1)


古代ギリシャ・ローマ医学はイスラムを経てヨーロッパに伝えられ、やがては日本に入るわけだが今回は、医学の歴史をひもといてみよう。近代医学の夜明けとされる15世紀頃は病気の診断と言えば脈と尿を調べるだけであった。尿の色、量、混濁等の所見がさまざまの疾病と結びつけられ、視尿術と言われた。従って当時の医者は今日の聴診器の代わりに視尿瓶を持ち歩いていた。一方治療には「病気は体内の悪い血が原因」との観点から血を抜く瀉血法がもてはやされた。ゲーテやベートーベンも瀉血を受けた。ただ瀉血で容態が悪化するといったことがたびたびあったようです。瀉血をやるのは身分の低い「床屋外科医」であった。彼らは赤色の動脈血と青色の静脈血の流れを示す看板を使っていたがこれが今日でも床屋の看板に残っています。     (つづく)

— posted by 越智邦明 at 01:59 pm  

2008/3/11

開院記念日


3月11日で当院も21周年を迎えた。この21年間で当院を訪れた方は23,000人を超えた。ありがたいものである。ホームページにも掲げているように「いつでも安心して受けられる医療」を今後も目指して行きたいと思っています。どんなささいな事でもかまいません。気が付かない点を注意していただければ幸いです。皆様の健康をお祈りしています。

— posted by 越智邦明 at 05:57 pm  

2008/3/1

くに~ず新聞


くに~ず新聞Link  2008年 春号Vol.26 を掲載しました。
 
左のメニューの くに~ず新聞 をクリックするか、ここLink をクリックして御覧ください。

— posted by 越智クリニック at 12:00 am  

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