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2010/8/26

30年ぶりの再会


私が結婚したのは27才。今からちょうど30年前。松山国際ホテルで挙式したのだが、東医歯大の同級生3人(青柳、勝俣、河)も出席してくれた。
我々4人組は、大学6年間、本当に仲良く過ごした。特に、長期休暇の時は決まって全国、旅をした。本屋の息子だった勝俣君が、時刻表を片手にいつも旅のスケジュールを作ってくれて、あとの3人はその行程に乗って動くだけであった。北は北海道、南は九州まで想い出は尽きない。青柳君は脳外科医、勝俣君は皮膚科医、河君は整形外科医として、みんな関東で活躍している。私は開業して23年間、いつもこの4人組の再会を夢見てきた。そして、ついにそれが実行される時がやってきた。今年の4月に3人に次のような手紙を送った。「卒業して30年以上経ったけど、みんな元気にやっているかい?出来るなら今年中に4人で一泊して旧交を温めないかい?」と。直ちに3人からyesのmailがあり、河君の発案で私の所、松山に集合することが決まった。日にちは学会のない8月のお盆明け、8月21、22日。私は旅費、宿泊費全ての費用を私が持つことを提案した。最初は躊躇した3人も私の熱意に納得してくれた。
8月21日(土)、空港に迎えに行った私はドキドキしていた。そして到着のアナウンスのあと、多くの人に混じって3人が出て来た時は本当に嬉しかった。みんな、それ相応に年を取ったが、懐かしい面々だった。早速、自宅に連れてきて家内と会った。家内も30年ぶりで話が弾んだ。30年という空白を埋めるのは、しかし容易であった。青柳君が旅行の時の写真(アルバム)を大量に持ってきていて、みんなで拡げながら歓声をあげた。私が一番印象に残った旅行は、信州は小海線の飯盛山(めしもりやま)に登った時のことである。
八ヶ岳をバックにした小海線をちょうど汽車が走り、後ろを振り返ると富士山が見えるという大パノラマであった。勝俣君は、「あんなに気象条件が揃うことはめったにないよ。旅行に天候は付き物だよ」と感想を述べてくれた。
しばしの歓談の後、城山にロープウェイで登った。天守閣まで登り、みんな「松山は広い。大都会だ。海もあっていい所だ」とほめてくれた。その後、旅館でゆっくり道後温泉を楽しんでもらい、7時より夜の街に繰り出した。積もる話が山のようにあって、時間の経つのも忘れて話し込んだ。
翌22日(日)は、今治の糸山へ行き、瀬戸内海に架かる、しまなみ大橋を見学した。昼食で今治のおすしを堪能したあと一路、空港へ向かった。時間にしてたった24時間の滞在であったが、私にとっては、かけがえのない再会であった。
友、遠方より来る、又楽しからずや。
(左上の写真、左から河、勝俣、私、青柳)

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— posted by 越智邦明 at 11:31 am  

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