一般に飲んだ薬は食道から胃に入り、胃で溶け始めて小腸に吸収されいったん肝ぞうに運ばれます。そして血流に乗って全身へ送られて目的の部位で効果を発揮します。
その第1段階の食道から胃にしっかりと流し込むにはコップ1杯の水が必要です。そうしないと喉にひっかかり溶け出してその部分が刺激され炎症を起こします。これが急性食道潰瘍です。とくにカプセル剤はくっつきやすいので要注意です。
なかでも気をつけないといけないのは骨粗鬆症の薬(ビスフォスフォネート)です。朝、起きてすぐコップ1杯(約180cc)の水で飲み、飲んだあと30分は横にならないこと。これらを守らないと効果も期待できず副作用が出る可能性があります。
薬は水でしっかり飲んで下さい。