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越智クリニック
 
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2014/11/27

京都にて


9月22~23日に全国保団連、病院・有床診療所対策部会が開かれ、愛媛部員として京都へ出張した。
23日、恒例の早起きをして今回は六角堂を訪れた。京都市中京区にある頂法寺(ちょうほうじ)。本堂が平面六角形であることから「六角堂」が通称である。華道、池坊の発祥の地としても有名である。六角堂は歴史的には平安後期に観音霊場として著明であった。鎌倉初期に親鸞がこの六角堂にこもったとある。室町時代には特に応仁の乱の後から町堂として町衆の生活文化の中核的役割を果たした。
山門を入ってすぐ正面に本堂、親鸞堂、本堂裏には聖徳太子沐浴の伝説にちなむ池や太子堂(赤)がある。また境内北側には華道家元「池坊」の本部ビル(11F建て)がありました。
京都の朝晩は盆地らしくとても寒かったです。しかし町並みはすっかり紅葉していて美しかったです。永住よりも春秋に観光に来たい所だなと痛感しました。

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— posted by 越智邦明 at 08:09 am  

2014/11/25

肉食


よく健康に関する本に「肉は摂らない方が良い」等とありますが、確かに過度に摂ると糖尿病、心筋梗塞、一部のがんの発症率の増加といったデータは報告されています。
しかし以前にも書きましたが肉は人間に欠かせない栄養素であるタンパク質の摂取源として大きな役割を占めています。今年6月の「Neurology」誌に「タンパク質が不足すると脳卒中のリスクが増える」と米国の大規模臨床試験の結果が出ています。特に肉のタンパク質は血管の材料ですから、これが不足すると血管がもろくなり脳卒中の要因になります。私の母校の恩師、岩井教授(血管学)も30年前に同じ事をおっしゃっていました。
日本の文献にも40~69才の男女477人の14年間のfollowで「動物性タンパクの摂取量が多いほど脳内出血の発症リスクが低下する」とあります。現在、日本では推奨されているタンパク質の摂取量は「男性で1日50g、女性で1日40gを下回らない」となっています。赤身肉や加工肉ですと1日100gぐらいが目安でしょうか?いずれにしてもバランスの良い食事ー「肉も魚も」が一番良さそうです。

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(追伸)
コスモス畑でたわむれる、ゆうちゃん。
開放感からかバンザイポーズも元気です。

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— posted by 越智邦明 at 05:15 pm  

2014/11/20

油性ボールペン


我々、医師にとってボールペンは必須であり、又、その書き易さも気になる。
カルテ、診断書等々、膨大な字数になる。さて最近、三菱鉛筆の油性ボールペン「ジェットストリーム」はとてもすばらしくなめらかに書ける。2006年の発売以来、快進撃を続けるヒット商品であるのもうなずける。
油性ボールペンは一般に広く使われているが、書き味が重く濃い色が出にくかった。それで水性ボールペンを愛用した時期もあったが、速乾性の点で難があった。そこで三菱鉛筆の開発チームは数十種類の溶剤を組み合わせて実験を重ねて完成した。現在、品揃えは国内だけで120品以上との事。
昨年は高級仕様の「ジェットストリーム プライム」を発売し半年で年間目標の5億円に到達。そして今年は6月にタッチペン搭載の「ジェットストリーム スタイラス」を発売し好評を得ている。
独自開発のインクで差別化に成功した三菱鉛筆。「なめらか油性ボールペン」は我々、医師にとっても有難いです。

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— posted by 越智邦明 at 05:23 pm  

2014/11/17

腸閉塞


おなかの急性疾患の代表で研修医の時からいやと言うほどみてきたこの病気(「イレウス」)。イレウスは大きく2つあって機械的イレウス(腸管の変形が原因でつまる)と機能的イレウス(腸が動かなくなってつまる)がある。特に何かの手術を受けたあとの「ゆ着性イレウス」は外科医を悩ませる。そのイレウスを解除する手術を行ってもまたその手術痕に腸がゆ着して何度も手術を繰り返すことになる(Polysurgery)からである。もちろん最近は癌による腸閉塞も稀ではない。イレウスを起こすと腹痛はもちろんだが、食べ物が下に落ちて行かないので排ガスの停止と繰り返す嘔吐が特徴である。
我々、消化器外科をやってきたDr.にとっては診断は容易である。さて癌以外は取りあえず絶食、点滴でトライします。よく尋ねられるのがイレウスを繰り返す人の食事。肉類、コンニャク、豆類、スルメ、天ぷら、ソバ等、消化が悪い食材はダメ。うどん、海藻、ワカメはOKです。
時代が進化しても難しい病気のひとつです。

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— posted by 越智邦明 at 01:28 pm  

2014/11/13

糖尿病


境界型を含めて2000万人と言われる糖尿病。
治療を受けている人は「ヘモグロビンA1C」という名称にはすっかり慣れています。過去1~2ヵ月間の血糖値の平均を示すものであるが、HbA1Cは年間を通してみると、3月に1番高く、9月に低いことがわかっています。これは日本だけではなく海外でも同様の研究結果が出ていて、寒い冬に血糖値が上がり暑いと下がるというのは世界的な傾向のようです。3月に高いのは冬場、部屋にこもって運動もせず二度三度食事をするから。9月が低いのは7、8月が猛暑で食欲不振となる一方、基礎代謝が増すからだと考えられている。
さて我々はどんな工夫がいるのか?
できるだけ筋肉をつけるトレーニングをすることです。外出が少なくなる冬でも基礎代謝を維持するには筋肉をつけることです。芸術の秋もいいですが、筋トレを欠かさずやって下さい。

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— posted by 越智邦明 at 10:12 am  

2014/11/10

喘息


喘息に対して誤った認識を持っている人が実に多い。
何度も発作を繰り返して懲りているハズなのにきちんと治療しない人。喘息のコントロール状態を調べる「ACT」というテストがある。25点満点で19点以下が「コントロール不良」である。このテストで「コントロール不良」なのに本人は「コントロール良好」「まあまあ可」と考えていた人が74%いた。つまり本人の自覚と実際の状態とでは大きな開きがあります。どの研究でも同じ結果になっています。喘息治療は格段に進歩している。かつては発作時に飲む治療薬しかなかったが、気道の炎症を抑え発作を起こさないようにする予防薬が登場し、正しく治療を受けていれば発作を起こさないで社会生活を送れる時代になりました。しかし実態は60%の人が喘息症状を起こしている。
問題点は2つ。1つは薬を継続的に使わない人が圧倒的に多いこと。もう1つは薬の使い方を間違えている人が少なくないこと。おかしいなと思って目の前で吸入薬を使ってもらうと全く誤った方法で吸っていた人もありました。
喘息はかつては年間6~7000人が死亡する重大病でした。今は年間2000人以下です。
医師の指導なしに薬をやめたり自己流の使い方をすること。-この2つを改めればもっと喘息発作は減ると思います。

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— posted by 越智邦明 at 03:44 pm  

2014/11/6

目のトラブル


目のトラブルは私のような非眼科医の所もよく相談があります。よくあるのが「白目の部分が真っ赤に染まった」です。これは結膜下出血で眼球結膜の上を走っている血管が破れて結膜の下に出血が広がったものです。放置可で1~2週間で自然に吸収されます。原因はぶつけたりこすったり、またくしゃみ、咳、お酒の飲み過ぎでも起こると言われています。出現したら毎晩、温かい蒸しタオルを5分ほどまぶたの上からのせてやると3~4日で黄色から白目に戻ります。ただ次の3つの場合は専門医にかかるべきです。

①外傷や打撲・・・ボールをぶつけたり木の枝が当って出来た時。眼球の中が傷ついているかも知れません。
②プールで感染した急性結膜炎・・・出血を伴うタイプがあります。他の人にうつります。
③何度も繰り返す場合・・・高血圧、糖尿病、出血性素因(貧血・白血病等)に伴って起こるときは眼底出血で失明する恐れがあり、眼底検査が必要です。

目は大事ですから早期に医師に相談して下さい。


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— posted by 越智邦明 at 05:48 pm  

2014/11/4

腸内細菌革命


さくら舎から出版された「腸内細菌革命」(辨野義己著)を読んでみた。
腸の中を健やかに保つことは免疫力を強化して健康維持に役立つことは十分知られてきた。最近の研究は更に進み、腸内環境が脳の働きにも大きな影響を与えることが分かってきた。腸と脳の間には「腸脳相関」と呼ばれるネットワークがあり、我々が感じる幸福感や喜びは腸内細菌がつくる脳内物質に支えられているのです。腸内細菌が正常に保たれている人ほどドーパミンの分泌が正常に保たれています。御存知のようにドーパミンが減少すると認知症やパーキンソン病のリスクが高まるが一方、過剰につくられると統合失調症に陥るといわれています。ヨーグルトや納豆など腸内細菌を活性化する食事についても解説しています。
腸が弱い人はイライラしやすい傾向がありますが、これからは「腸」に気配りをして下さい。

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— posted by 越智邦明 at 03:00 pm  

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